作品・会場風景

講習・研修会

■中美夏期講座 大作で本展に挑戦(8/16) / 抽象画はおもしろい(8/17)
【会期】2008/8/16, 8/17
【会場】東京都美術館 第4アトリエ
【講師】加藤賢亮・堀岡正子(8/16) / 千正博一会長(8/17)
【受講料】2,500円

作品研究部の毎年実施する夏期講座。今年は入選者を主に募集しました。

会場風景

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受講の感想

蠣崎茂子 8/16「大作で本展に挑戦」参加

 私は旅先の写真を写実的に率直に楽しんで描いてきました。 しかし最近“細部を省略した描き方”“もっと色を織り込み重ねたい、色彩豊かに”と考えるようになり、 展覧会の作品も注意深く、更に時間をかけて見るようになりました。
 そんな折、【中美夏期講座】のお知らせを頂き、喜んで参加いたしました。 100号の画面にアクリル絵の具、太筆、刷毛と、全てが初めての道具を使い、100号の大きさに驚くばかりで、筆が伸びていきません。 “ゴルドバの街角風景”の写真を持参し、両先生のご指導で写真とは違う安定や調和のある構図の創り方、明暗の変化の描き方、 幾重にも重なる色彩は深みをましてきました。 “一番強調したいところはどこか”“絵を壊していく勇気も必要…”と。描いている絵の前で説明されると納得もしますし新鮮に聞こえます。 初心者には本当に充実した有意義な講座でした。

山内有 8/16「大作で本展に挑戦」参加

 中美の公開講座では春の「裸婦」に続いて2回目の参加でしたが、 美術学校で絵の基礎も勉強していない者にとって大変有意義な講座を受講させて頂き真に有り難うございました。 堀岡・加藤両先生の懇切丁寧なご指導で、拙き私の作品も辛うじて出展レベルまで到達できたかなとも思います。
 今後も是非こうした機会を提供して頂きたく存じます。

伊東素子 8/17「抽象画はおもしろい」参加

 自分の外側の景色や物をきれいに描くことから、自分の内面を描くことに重きをおき、自分が納得すれば良いらしい。 気持ちをふっきって筆を元気よく走らせる。
 平均年齢60歳?男も女もやっとしたい事に己を没頭させて、心のリニューアルをはかっている。 塗った紙をちぎったり、切ったり、貼ったり、巻き付けたり。最後にそれぞれの作品を講評してあっという間に夕方になってしまった。
 新しい自分がどんな風なのか楽しみになってきた。

佐々木行夫 8/16「大作で本展に挑戦」
8/17「抽象画はおもしろい」参加

 予ねて、“具象画と抽象画とはどう違うのか”という疑問をもってきており、また、一度は抽象画を描いてみたいという願望もあり、 私なりにその一助となればとの思いからこの講座を受講させていただきました。
 千正博一先生の講座は、昨年に引続き2回目の受講となりましたが、1回目の受講は、 先生の指導の意図やそれによる周囲の受講者の方々の制作の様子を見せていただく余裕など全くなく、 何が何やら全くわからないまま時間が経過してしまったとう状況でした。
 今回は、2回目ということもあって、先生の講座冒頭での抽象画に関する講義はもちろん、 受講者の製作過程でのご指導の様子を見聞きさせていただくことにより、具象・抽象画という垣根を越える絵画制作についての共通の理念・情熱などの捉え方・処理手法について、入り口のほんの僅かな部分とは思いますが、私なりに大いに得るところがりました。驚きと楽しさ・面白さが入交じった講座でした。
 絵を描き始めて3年、これまでは、いわゆる風景画を主体に絵を描いてきましたが、これを機会に、たとえ風景画であっても、 単に対象を写し取るだけではなく、対象への心象や情念・物性などが描き表わせるようにしたいと思い、 また、“抽象的絵画”をも描いてみようと心をあらたにしている。

諸星すみ子 8/17「抽象画はおもしろい」参加

 油絵入門の私が、初めての抽象画に、恐々、恥ずかしくも、図々しく参加しました。
正直、今迄の絵の方向を、少しでも変えたい、何とかしたいという想いからでした。 前半は果たして、線一つ描けず、おろおろしていましたが、でもだんだん楽しくなってきました。
 後半は、個人の美の感覚が物言い、素晴らしい作品が沢山でました。少しレベルが高かったかなー。 でも先生は抽象画の面白さを少しでも教えて下さいました。
 歳はとってもまだまだ長い道のり。今迄の絵に、少しでもプラスになればと思い、帰路の途ににつきました。

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■中央美術協会事務局

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